【楽天市場】スマートフォンページリニューアル内容の注目ポイントや注意点は
こんにちは S&Eパートナーズ株式会社ECコンサルタントの大野です。
この2月に楽天市場よりアナウンスのあった仕様変更が着々と進んできております。
今回の仕様変更はかなり大掛かりなもので、楽天出品ショップ様の仕様変更に向けた対応の加減や可否でかなりの格差が生まれることが予想されますので下記の変更内容及びそれぞれの対処法についてまとめてみました。
以前の記事で、今回変更の目玉と言える「楽天禁止タグ仕様変更」のお話もまとめておりましたのでご興味のある方は併せてお読みください。
楽天ショップ運営店舗様必見!「楽天禁止タグ仕様変更予定」のお話
「スマートフォン用商品説明文」仕様変更で画像枚数掲載可能枚数が増える事のメリットは?
今回のリニューアルで画像関連の今回変更内容の注目ポイントは下記のようになります。
- 「スマートフォン用商品説明文」内掲載画像枚数最大20枚
- 画像ファイルサイズが縦横ともに3840pxに拡大
- 商品ページ編集画面に「スマートフォン版商品ページプレビュー機能」がリリース
上記メニュは下記より辿ってください。
楽天RMS→店舗設定→商品登録・更新→商品一覧→該当商品の詳細欄の変更をクリック→ページ最下部▷リニューアル版UIで商品ページを見る(スマートフォン)をクリック
この仕様変更により、既存よりお店側にとっては表現の自由度があがり、お客様にとっても知る情報が増え、目視によるより豊かなページを見ることが出来るようになりました。
これによるメリットは
- 情報の充実
- デザイン性が広がる
- 画像大きさが代わって商品の良さを訴求できる
※登録できる画像ファイルの容量は、1枚当たり2MBまでです。
に集約されると思います。
セレクトショップの為の、プラットフォームで優れる楽天市場がさらにセレクトショップ向けのプラットフォームに変わる仕様変更だと言えます。
楽天にショップ展開される店舗様にとってはアマゾンなどと差別化できる大きな仕様変更ではないでしょうか。
しかし、今回の仕様変更に対する対応次第では、以前より勝ち組と負け組の差がさらに明白に出ることになると予想されます。
- 掲載可能画像枚数増加によるリソースの増加
- 画像サイズ拡大による良質な画像へのニーズ
間違いなくコスト増大につながりそうです。
そこで、この仕様変更への私からの提言をまとめますと下記のようになります。
- 1 目玉商品を絞る(アクセスを特定ページに集中させる)
- 2 リソースを目玉商品に集中させる
- 3 「商品が売れるストーリー」を作る
- 4 販売単価アップ施策を施す
楽天やYahoo!、アマゾンのみならず、自社ECサイトにも言えることですが、
売上の軸となる商品は縦に積み(アクセスを集中させる)、縦に積んでいる商品ページからの回遊率施策を施し「販売単価」をあげる
ことがこれまで以上に大事になります。
その為、アクセスを集めるためにマーケティングを含めた時間と費用を掛ける必要があります。
また、「商品が売れるストーリー」を作ることで、ユーザーへの商品への魅力を伝えると共に、お店を覚えてもらうことで転換率アップとリピーター率をあげる行動が大事になります。
これまで以上に商品ページの品質や効率的なリソースの管理が求められることになりますが、それに見合った結果で報われると思います。
今後の楽天仕様変更リリース・スケジュールは?
現在楽天公式より発表されているリリーススケジュールは下記のようになります。
詳細を知りたい方は下記よりご覧いただけます。
今後のリリース予定の機能
「今後のリリース予定」の具体的な内容は下記のとおりとなっています。
スマートフォン大バナータイマー機能リリース
公式発表によると、
「2020年7月28日(火)より、大バナーの掲載開始日時と終了日時をタイマーで設定できるようになります。大型セール前後のバナー切り替えが事前に予約できるようになるため、店舗運営の負担軽減につながります。」
つまり、より戦略的に販促可能となり、しっかりした戦略と計画が求められることとなります。
スマートフォン版およびアプリ版の大バナー表示位置変更
次は、上記「大バナー表示位置」に関するものですが、かなり有用な仕様変更だと思います。
実際の表示位置は下記図のように変更されます。
この位置変更により「スマートフォン版およびアプリ版の大バナー」重要度がかなり変わります。
以前はこの位置に表示されなかったため、禁止タグによる裏技でレイアウトを変える店舗様も多々いらっしゃいましたが、この仕様変更によって簡単に「店舗様からの案内やアピールポイント」を伝えられるようになったことは大きいと思います。
「フローティングアンカーリンク」と「配布中のクーポン」の表示
現在の「スマートフォン版/アプリ版の商品ページ」では欲しい情報を得る為に、ページを上下スライドする必要がありました。
この変更により。情報への接近性がよくなり、ユーザービリティ向上へ繋がります。
また、「配布中のクーポン」もページを閲覧したユーザーがより購入しやすくなるように商品価格のすぐ下にクーポン表示されるようになるのでタイミングやイベント・企画によってはこれまで以上に転換率アップにつながる仕様変更であると思います。
まとめ
【楽天市場スマートフォンページリニューアル】の記事内容はいかがでしたか?
なにかとマイナスイメージに見られる楽天市場ではありますが、今回の仕様変更によりプラスイメージ獲得と店舗様への潤いにつながればいいですね。
今後も「セレクトショップの為のプラットフォーム」としての楽天市場でありつづけることを望むとともに、楽天で店舗運営されている読者様にこの記事が役立てば幸いです。
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最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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